米Microsoftは11月12日(現地時間)、同社の中小企業向け統合サーバ製品「Windows Small Business Server 2008 (SBS 2008)」「Windows Essential Business Server 2008 (EBS 2008)」の提供開始を発表した。ハードウェアベンダーやISVなどパートナー販社各社を通じて、それぞれのソリューションとともに提供される。
SBSとEBSは、Windows Server 2008をベースにSQL ServerやExchange Serverなどの周辺サーバアプリケーション製品も包含した統合型サーバソリューション。主に中小企業をターゲットに開発が行われており、ライセンスがすべての製品で1つに統一されシンプル化されているほか、専用コンソールを通じて簡単にシステム管理を行えるのを特徴とする。従来まで、同カテゴリではSBSの提供のみが行われていたが、1サーバのみでActive Directoryを含むすべての運用をまかなう必要があり、CALの上限が75以下に抑えられているなどの制限が加えられていた。EBSではこの制限を緩和し、複数台のサーバでの運用に対応するなど、スケーラビリティの向上が図られている。