米Tektronixの日本法人である日本テクトロニクスは11月12日、136チャネルのロジック・アナライザ・モジュール「TLA7BC4型ロジック・アナライザ・モジュール」を発表した。価格は1,780万円(税別)となっている。
同モジュールは、同社のロジックアナライザ「TLA7012型ポータブル・シリーズ」ならびに「TLA7016型ベンチトップ型・シリーズ」向けの製品で、「TLA7BBxモジュール」を補完するものとなっている。
20ps(50GSps)のタイミング分解能と最大128Mビットのレコード長を備え、DDR3-1600やMIPIなどの組み込みアプリケーションや、IntelのQuickPath Interconnect Technologyなどに適応する。
また、、同社特許技術である「MagniVu」により、サンプリング分解能が20psで、タイミング分解能は従来機種比で6倍に向上している。加えて、ロジック・アナライザとオシロスコープのプロービングを1本のプローブで実現する「iCapture」のパフォーマンスを50%向上させ、帯域3GHzを実現している。
同社では、今回もう1つのモジュール「TLA7ACxモジュール」も発表した。こちらの価格は138万円(税別)から、となっている。
同モジュールの標準レコード長は2Mビットで、従来のTLA7Axxモジュール比で16倍となっている。エントリレベルの「TLA5000B」シリーズから、ハイエンドの「TLA7BC4型」まで、同社のすべてのロジックアナライザに対応する。
68、102、136チャネル構成で提供され、ステート・スピードは標準235MHz、オプションで450MHzまで向上させることが可能。また、レコード長もオプションで8M/32M/128Mビットを選択することが可能である。