京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室、八幡署、下鴨署および東山署は11日、社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)の管理楽曲を違法に配信していた携帯向けサイト「第3世界」の運営者ら2名を著作権法違反の容疑で再逮捕したことに加え、同サイトのホスティング会社役員を著作権法違反幇助の容疑で逮捕したと発表した。
「第3世界」は無料着うたフルをダウンロードできるとして推定100万人を超えるユーザーが利用する携帯向けサイト。同サイトは現在、10月21日に運営者の男性(28歳)と同サイトにJASRAC管理楽曲を無断アップロードしていた男性(53歳)が著作権法違反の容疑で逮捕されたことを受けて閉鎖している。逮捕の経緯は、JASRACのネットワーク監視システム(J-MUSE)が同サイトを発見、その後調査を進める中で無断配信を行なっていることが判明した。着うたフルが著作権侵害の対象となった刑事事件は初めてのケースとのこと。
今回、上記2名の再逮捕に加え、「第3世界」のホスティング会社エーウォーカーの男性役員(30歳)も逮捕された。同サイトの行為を違法と知りながら公衆送信可能化を助けた"著作権法違反幇助"の疑い。携帯向けサイトに関する著作権法違反幇助の容疑による逮捕者は本ケースが初になるという。