エルザジャパンは11日、「Adobe Creative Suite 4」に最適化したアクセラレータグラフィックスボード「NVIDIA Quadro CX」を発売すると発表した。同製品は、Adobe CreativeSuite 4でのGPUアクセラレーションを実現し、「Adobe After Effects CS4」や、「Adobe Premiere Pro CS4」、「Adobe Photoshop CS4」の3つのアプリケーション上において、大幅なパフォーマンス向上を実現したという。2008年11月中旬発売予定。価格はオープンで、実売予想価格は26万8,000円前後。
Adobe Premiere Pro CS4専用GPU H.264エンコーダ「RapiHD」により、Adobe Premire Pro CS4上においてGPUを使った高速なH.264エンコードが可能。また各種エフェクトの動きや不透明度、色、画像の変形といった高品質ビデオエフェクトのアクセラレーションも行うことができる。Adobe After Effects CS4上では、グラフィックスや、視覚効果をビデオに追加し、被写界深度、双方向ブラー効果、乱流ノイズ(流水や旗の揺れなど)のエフェクトを高速に処理することが可能だ。さらにAdobe Photoshop CS4上では、ブラシサイズの変更、ブラシストロークのプレビュー、色変換など、スムーズなデジタル編集が可能となった。
なお「Quadro FX」同様、3DCG、CADといったワークステーション向けアプリケーションにも最適化しているとのこと。対応OSは、Windows XP/Vista。サイズは267(W)mmx111(D)mmx39(H)mm。