フィックスターズは11日、Yellow Dog Linuxの開発元として知られる米Terra Soft Solutions社の全資産を買収したと発表した。
買収された米Terra Soft Solutions社は、MacintoshやSONY プレイステーション3など、Power系アーキテクチャを主対象としたLinuxディストリビューション「Yellow Dog Linux」で知られる企業。同社の事業と従業員、およびコロラド州支社は、フィックスターズが新たに設立した米国子会社Fixstars Solutionsにより引き継がれ、COOにはTerra Soft前CEOのKai Staats氏が就任する。
フィックスターズ社は2002年に設立、Cell/B.E.アプリケーションの開発や最適化サービスを展開する。今回のTerra Soft買収により、自社製品の「Fixstars GigaAccel 180」や「Sony ZEGO BCU-100」を含むすべてのCell/B.E.製品に対応する唯一のLinux OSとして、Yellow Dog Linux を引き継ぐことになった。