JetBrains IntelliJ IDEA - The Most Intelligent Java IDE

JetBrainsは6日(米国時間)、同社の開発するJava統合開発環境の最新版IntelliJ IDEA 8を公開した。JetBrainsは毎年この時期にIntelliJ IDEAのメジャーアップデート版を公開している。サポートしているOSはWindows Vista/2003/XP/2000/NT 4.0 SP6a、Mac OS X 10.4 (Tiger)、Linuxなど。OSSプロジェクトや教育目的での使用は無償。そのほか、商用ライセンス、個人ライセンス、アカデミックライセンスが用意されている。

IntelliJ IDEA 8は従来のバージョンよりも高速に動作する。加えて、安定性の向上や多くの機能追加を実現している。

8の主な機能は次のとおり。

  • SQLサポートの強化とSQL Query Runnerの導入
  • UML風クラスダイアグラムの導入
  • JBoss Seamサポートの追加
  • JavaScript & Flexデバッガの導入
  • FreeMarker & Velocityサポートの実現

これ以外にも新しくStruts 2のサポートが追加されているほか、インテリジェントコードアシスタンスの改善、ナビゲーションおよび検索の改善、オンザフライコード分析の改善、Ruby/JRubyサポートの改善、Groovyサポートの改善、Rails/GRailsサポートの改善、GWTサポートの改善、バージョン管理統合の改善などさまざまな機能強化がなされている。

SQL Query Runnerの動作例 - JetBrainsサイトより抜粋

UML風クラスダイアグラム - JetBrainsサイトより抜粋

JBoss Seamサポート機能 - JetBrainsサイトより抜粋

ダウンロードしたIntelliJ IDEA 8は30日間は体験版として使えるようになっている。NetBeans IDEとEclipse IDEというOSSで提供されている強力な開発環境があるなかで、サクサク開発が実現できるIntelliJ IDEAには根強いファンがいる。Mac OS X版が提供されるようになったので、Macユーザーは一度調査してみるといいだろう。