トムソン・カノープスは、高性能ハイビジョン編集システム「HDWS」シリーズの新商品として、「EDIUS Pro 5」搭載の「HDWS-3500」と「HDWS-1500」の2機種4製品を11月中旬に発売すると発表した。価格は「HDWS-3500」が510万円(税別)、「HDWS-3500MIP」が630万円(税別)、「HDWS-1500」が330万円(税別)、「HDWS-1500MIP」が450万円(税別)。
同シリーズは、マルチフォーマットのリアルタイム混在編集を実現したハイビジョン編集システム。「HDWS-3500」は従来の最上位モデル「HDWS-3100」の後継機種となり、EDIUS Pro 5をビデオ編集ソフトウェアとして搭載することで編集能力を一段と高めたという。また同社のオリジナルコーデックである「Canopus HQ Codec」の使用時には「HD7ストリーム+1タイトル+1エフェクト」のリアルタイム処理が可能としている。
一方「HDWS-1500」は、複数台導入や増設に適したコストパフォーマンスに優れたスタンダードモデル。従来モデルの「HDWS-1100」から大幅な性能向上を実現した。Canopus HQ Codec使用時はHD4ストリーム+1タイトル+1エフェクトをリアルタイムで処理することができる。
「HDWS-3500MIP/1500MIP」には、入出力を拡張する「Muilti I/O Processor」が付属。また「HDWS-3500/1500」には、ポータブルHDDユニット「EPR-5004」用インターフェースを標準搭載しているほか、同社の編集システム「EDIUS Workgroup Server」の編集クライアントとしても使用可能。いずれの製品もCanopus HQ、HDV1080i/720p、Windows Media、非圧縮などの各形式に標準で対応し、オプションを使用することで、XDCAM、AVC-Intra 100/50などにも対応可能だ。