セイコーエプソンは、オフィス向けプリンタ「オフィリオプリンタ」シリーズの新製品として、A3対応モノクロページプリンタのハイエンドモデル「LP-S4200」シリーズと、ビジネススタンダードモデル「LP-S3500」シリーズを発表した。
ビジネススタンダードモデル「LP-S3500」 |
ハイエンド・モノクロプリンタ「LP-S4200」 |
今回発表された2シリーズは、高速印刷と120万ページ、または5年印刷可能な高耐久性を両立。さらにオプションを併用することで標準750枚、最大2,400枚の大容量給紙、標準500枚、最大1,000枚の大容量連続排紙に対応し、集中して連続出力を必要とする帳票システムや会議・経営資料といった大量出力ニーズに適した製品。納品書や請求書などの帳票データを生成するさまざまな基幹アプリケーションにも対応し、ウイングアークテクノロジーズのSVF/RDE、ビーエスピーのDURL/XRFとの連携が可能なほか、将来的にはSAPシステムからの出力への対応を行うとしている。
プリンタドライバ機能や各種オプションも充実していて、A4縦、A4横の用紙をそれぞれ給紙装置にセットすることで1部ごとに交互に出力でき、部単位印刷時の丁合作業を効率化する「A4縦横ソート」機能、任意のテキストを透かし文字として登録可能としただけでなく、文字のサイズ・角度・配置の設定もできる「透かし印刷」機能、1枚の用紙に複数のページを面付けできる「割付印刷」や「両面印刷」が利用できる。さらに、オプションの印刷管理ソフトウェア「Offirio SyergyWare PrintDirector」を活用することで、印刷履歴や消耗品をネットワーク上で一元管理し、印刷コストの削減も可能だ。
セキュリティ機能としては、生体認証やICカード認証による「個人認証」などの各種セキュリティ印刷に対応し、個人認証印刷用ソフトウェアはISO/IEC15408(Common Criteria)認証を取得している。
LP-S4200シリーズは、ラインナップ最速となる44枚/分の印刷速度と両面印刷、長尺印刷に対応したハイエンド・モノクロプリンタ。LP-S3500シリーズは、38枚/分の印刷速度が特徴のスタンダードモデル。いずれも増設1段カセット標準モデルや両面印刷ユニット標準装備モデルが用意されている。なお、両シリーズともにプリンタドライバを介さずにPDFファイルをプリントするダイレクトプリント機能が利用できるPostScript3ソフトウェア搭載モデル「LP-S4200PS」と「LP-S3500PS」がラインナップされている。
■ラインナップ | |||
モデル | 説明 | 価格(税別) | 発売時期 |
---|---|---|---|
LP-S4200 | A3対応モノクロレーザー(44枚/分) | 219,800円 | 12月上旬 |
LP-S3500 | A3対応モノクロレーザー(38枚/分) | 139,800円 | 11月下旬 |
LP-S3500Z | LP-S3500 増設1段カセット標準装備モデル | 189,800円 | 11月下旬 |
LP-S3500R | LP-S3500 両面印刷ユニット標準モデル | 169,800円 | 11月下旬 |
LP-S4200PS | LP-S4200 PostScript3対応モデル | 289,800円 | 12月上旬 |
LP-S3500PS | LP-S3500 PostScript3対応モデル | 209,800円 | 11月下旬 |