OKIデータは5日、同社の中国におけるソフト開発会社「日沖信息(大連)有限公司(以下、ODD)」の拡張を行ったことを発表した。今回の拡張で延べ床面積は約2倍となり、従業員180名体制で業務拡大を図る。今後はソフト開発に加えてハード開発も行っていくという。
ODDは2005年9月に社員30名でスタートした同社初の海外ソフトウェア開発会社。中国プリンタ市場に向けた商品のソフトウェア開発のほか、世界市場向け商品に搭載するソフトウェア開発を行ってきた。同社では現在、ソリューション対応が増えているカラープリンタ市場と急成長するMFP市場への対応を強化するため技術者の増強を進めており、来年度末には従業員数200名体制になる計画だという。
同工場ではこのような技術者の増強と業務拡張に伴い、事務所スペースと実験装置などの設備スペースの増強が必要になったほか、中国での商品開発の拡大を計画していることから今回の拡張を実施。床面積を2,300平方メートルに拡張し、快適で充実したスペースを確保することで業務効率の向上を図るとともに、2010年度250名体制を目指した将来の規模拡大に対応していくとしている。