Net Applicationsの報告によると2008年10月におけるWebブラウザのシェアは次のようになった。ChromeのシェアはOperaを若干下回るところに落ち着いてきている。Safariは若干シェアを減らし、かわりにFirefoxが20%に近づいた。IEは純減を継続している。
- 71.27% - IE (IE7 47.08%↑, IE6 23.47%↓)
- 19.97% - Firefox (Firefox3 14.50%↑, Firefox2 5.07%↓)
- 6.57% - Safari↓
- 0.75% - Opera↑
- 0.74% - Chrome↓
どの主要ブラウザでも最新版がシェアを伸ばし、以前のバージョンがシェアを落とす傾向が続いている。IEはIE7の増加分よりもIE6の減少分の方が多く、IE全体でみると純減となった。注目すべきはFirefoxのシェアが20%台にかなり近づいたことだ。Firefox 3が増加しFirefox 2が減少する傾向が先月も続き、FIrefox全体で純増となった。Net Applicationsの報告によれば2008年10月の第1週と第4週はシェア20%をこえており、ついに20%台に突入したことが伺える。
開発版のFirefox 3.1とChromeはJavaScriptの実行速度をめぐって競争を続けている。JIT技術を導入した最新のJavaScriptエンジンのベンチマークの結果はどちらの開発版も肉薄した実行速度を実現しており、次のメジャーバージョンのリリース後のシェアに影響を与えるのではないかとみられる。