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The PostgreSQL Projectは2日(オーストリア時間)、PostgreSQLのすべてのアクティブブランチに対するマイナーアップデートを発表した。このアップデートは特にGiSTインデックスを活用しているユーザや非英語圏でデータベースを使っているユーザにとってはクリティカルなアップデートとなり、可能な限り迅速にアップデートすることが推奨されている。公開されたアップデートバージョンは次のとおり。
- 8.3.5
- 8.2.11
- 8.1.15
- 8.0.19
- 7.4.23
GiSTインデックスは全文検索やLTree、PostGISジオグラフィック拡張などさまざまなシーンで活用されているが、ひとつ前のアップデートでいくつかのインデックスエントリを削除してしまう可能性があるバグがあることが発覚した。もし8.3.4、8.2.10、8.1.14のどれかを使っている場合にはアップグレードを実施してからすべてのGiSTインデックスをREINDEXすることが推奨されている。
またほかにもタイムゾーン情報の更新を含む23のバグが修正されている。マイナーアップデートという位置づけであるためアップデートに際してデータのダンプとリストアは必要ない。PostgreSQLを停止してからPostgreSQLのバイナリをアップデートすればよいとされている。