キヤノンは30日、ポータブルタイプのHDTV用ワイドズームレンズ「HJ14e×4.3B」を2009年5月初旬に発売すると発表した。クラス最高の広角とズーム倍率を実現したという。マニュアルフォーカスタイプ(IRSE)とフォーカスモーター内臓タイプ(IASE)の2種類を発売する。価格はIRSEが270万円、IASEが285万円(いずれも税別)。
同製品は、2001年発売のHDTV用ワイドズームレンズ「HJ11e×4.7B」の後継機種となるENG/EFP対応のHDTV用レンズ。クラス最短の広角端焦点距離4.3mmを実現することで、クラス最高となる広角96.3°と14倍のズーム倍率を両立したという。また、高精度光学素子や、最新の光学設計技術を採用することにより、フォーカス送りによる画角の変化を抑えるなど諸収差の良好な補正や、画面周辺部における高解像度と高コントラストを実現。高い光学性能を達成したとしている。
ボディ設計に理論解析と最新3D-CADを駆使することで、高い強度を持つ小型で軽量なボディを実現。高い機動性を確保しつつも、操作リング部の防塵性能も強化したという。また、新開発の小型・軽量フードを採用し撮影者の視界を改善したほか、ドライブユニットは従来機種より小型化したものを装備。ホールド感の向上やドライブユニットの静音化が行われたという。
「HJ11e×4.7B」主な仕様
ズーム倍率 | 14倍 |
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最至近撮影距離 | 0.3m(マクロ使用時10mm) |
外形寸法 | 165.3(幅)×110.8(高さ)×247.8(全長)mm |
質量 | 1.99kg |
カメラモード | 16:9 |