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Yahoo!はGoogleに遅れること11ヵ月弱、28日(米国時間)についにGoogle App Engineに対向することになるクラウドコンピューティングサービスY!OS (Yahoo! Open Strategy)プラットフォーム 1.0を公開した。開発したWebアプリケーションやWebサービスをデプロイするためのアプリケーションプラットフォームYahoo! Application Platform、Web上のデータのアクセスするためのSQLに似たクエリ言語Yahoo! Query Language、それにRESTをベースとした開発用API Yahoo! Social Platformが公開された。
Yahoo! Social Platformでは具体的に開発を支援するためにまずPHPとFlashのSDKを提供するとしていた。Y!OSの発表の翌日となる29日(米国時間)にはFlash SDKが公開された。Flash SDKは改訂BSD Licenseで提供されている。
PHP版がいつ公開されたのかは不透明だが、PHP SDKもすでに公開されている。ライセンスは配布物に含まれているLICENSE.txtファイルにまとまっている。PHP SDKにはほかにもThe MIT LicenseとThe BSD Licenseで配布されているほかのライブラリも同梱されていることにも注意しておきたい。
SDKにはAPIが含められているほか、開発に必要となるAPIドキュメントも用意されている。Flash SDKはActionScriptで開発されたAPIが含められている。APIドキュメントも充実しており、ActionScriptになれたプログラマであればさほど苦労はしないだろう。
どちらのSDKを使うにせよ、まずOAuthと呼ばれる認証スキーマについて理解しておく必要がある。Yahoo! Social Platformではプライベートなユーザ情報にアクセスするためにOAuthと呼ばれる認証スキーマを使っている。OAuthについてはhttp://oauth.net/に説明がまとまっているため参考にされたい。