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Yahoo! Application Platform, Vice President, Sam Pullara氏は28日(米国時間)、Yahoo! Open Strategy 1.0プラットフォームの公開を発表した。Yahoo! Open StrategyはY!OSと表記され、Yahoo!を利用しているユーザにWebアプリケーションを提供するための重要なプラットフォームになると謳われている。
今回発表されたY!OS 1.0は次の3つの具体的なプラットフォームとクエリ言語で構成されている。
- Yahoo! Social Platform (YSP)
- Yahoo! Query Language (YQL)
- Yahoo! Application Platform (YAP)
YSPはRESTベースのソーシャルAPIで構成されたプラットフォーム。プロファイルやコネクション、アップデート、コンタクト、状態などのデータへのアクセスを提供する。開発を支援する目的でPHP SDKとFlash SDKも提供されている。Yahoo!を活用したソーシャルアプリケーションの開発が可能というわけだ。
YQLはSQLライクなクエリ言語で、データをYahoo!や他のWebサービルから得るように設計されたもの。データベースからSQLを経由してデータを持ってくるように、YQLを使ってYahoo!やYahoo!以外のウェブサービスから透過的にデータを取得できるようにすることを目的としている。
YAPは開発したWebアプリケーションをデプロイするためのプラットフォーム。YSP、YQL、YAPで提供される機能とサービスはGoogle App Engineと良くにている。利用可能な言語やサービスが提供できる対象などに違いはあるが、クラウドコンピューティングのYahoo!版といったことになるだろう。
Sam Pullara氏は2008年の残りの期間と2009年にかけてYahoo!のほかのサービスとの統合をさらに進めていくと発表している。今回の公開はベースプラットフォームの公開であり、Yahoo! MessengerやYahoo! Mailといった同社のキラーサービスとの連携は今後進められることになる。今回の発表はYahoo!がOpenSocialをはじめてサポートしたことにも注目しておきたい。