組み込みシステム向けの開発ツールメーカーであるスウェーデンIAR Systemsは10月27日、ルネサス テクノロジとの契約に調印し、ルネサスのCPU「RX」のマイコン向けにソフトウェアツールとリアルタイムOS(RTOS)、ミドルウェアを開発することで合意したことを発表した。
両社の関係は、ルネサス設立以前の日立製作所、三菱電機時代から続いており、これまでH8/H8S/R8C/M16C/M32C/R32Cの各マイコンファミリをサポートしてきた。
今回の契約には、IARの主力製品であるC/C++開発環境「IAR Embedded Workbench」および、RTOS、ファイルシステム、USBスタック、TCP/IPスタックを含むミドルウェアパッケージ「IAR PowerPad」のRXサポートが含まれている。また、RX向けのIAR Embedded Workbenchの日本語版の提供を行う。
なお、これらRXファミリ向けのツールとソフトウェアは2009年のリリースが予定されている。