電子認証サービスを手がけるグローバルサインは22日、企業内などで迅速にSSLサーバ証明書を発行できるようにする「SSLマネージドサービス」において、新たにEV SSL証明書も発行できるようになったと発表した。
SSLマネージドサービスは、ユーザー管理のもとでSSLサーバ証明書を発行できるようにするサービス。証明書の発行に必要となる企業情報の審査やドメイン登録を事前に処理しておくことで、同一ドメインであれば、企業内でWebサーバの新設、サブドメインでWebサイトを開設する際などに、部署ごとに認証局(CA)へ申請しなくても、企業内管理者の判断で証明書を発行できるようになる。今回、新たに加わったEV SSL証明書は、CA/ブラウザフォーラムの策定基準に沿って発行されるサーバ証明書。急増するフィッシング詐欺対策として有効性が認められている。また、導入サイトへアクセスすると、Webブラウザのアドレスバーにサイト運営組織名や認証局名が表示されるほか、アドレスバーが緑色に変化するなどするため(Internet Explorer 7の場合)、利用者がサイトの安全性を視覚的に判断できるようになる。