NECは、中堅企業向けERPソリューション「EXPLANNERシリーズ」で、従来は業務アプリケーション/OS/ハードウェアなど領域ごとに分かれていたサポート窓口の一本化と、システムを常時リモート監視し障害の未然防止と早期復旧を実現する「運用まるごとサポートサービス」の提供を発表した。
運用まるごとサポートサービスの第1弾として、製造業向けの「EXPLANNER/J 運用まるごとサポートサービス」を発売した。月額料金は30万円から。
新サービスでは、業務アプリケーション、パッケージ保守、システム運用支援、ハードウェア保守をNECフィールディングの「統合運用サポートセンター」が一括して受け付け、均質なサービスを提供する。さらに、システムの稼動状況をセンターから24時間365日リモート監視することで、障害の未然防止と障害発生時の復旧の迅速化を実現するとしている。
NECフィールディングは統合運用サポートセンターに専任サポート要員を20人規模で配置し、体制を順次強化していく。
新サービスはシステム問い合わせ対応、システムリモート管理、トラブル管理対応、イメージ復旧作業、リモート保守作業、システム保守管理を行う「ベーシック」メニューを基に、ニーズに応じてバックアップ運用管理やシステム復旧作業を付加する「アドバンスト」「エグゼクティブ」メニューの計3種類を用意。エグゼクティブではリモート保守とオンサイト保守の連携により、サーバトラブルが発生した際もバックアップデータからの早期復旧が可能となる。
EXPLANNERシリーズは開発環境とのセット販売や各業種テンプレートの提供などにより、導入の容易さや各顧客業務へ適合性を高く評価されているという。
今回発売した新サービスは、導入フェーズに加えてシステム運用フェーズも強化し、EXPLANNERシリーズ全体の品質をより高めるものとしている。
今後は運用まるごとサポートサービスを、人事給与・会計業務向け「EXPLANNER/Ai」や建設業向け「EXPLANNER/C」などでも提供していく予定だ。