企業向けにネットビジネスパッケージの開発・販売を行うベイテックシステムズは15日、Google Appsを使った社内情報システムの導入支援サービスを開始。「サテライトオフィス・プロジェクト」として同サービスを無料で提供することを発表した。

Google Appsは、Gmail、Googleサイト、Googleドキュメント等、Googleが提供するサービス群。これを企業が社内のシステムに利用することで、サーバを持たずに自社ドメインのメール/Webサイトを運営したり、ナレッジデータベースやドキュメント共有システムを構築できる。いわゆるクラウド化によるシステム管理コスト削減と効率的な運用・情報共有の実現だ。具体的な事例はデモサイトで確認できる。

同社が発表したサービスは、各種テンプレートの構築やDNS変更作業を行うなど、企業へのGoogle Apps導入を無料で支援するというもの。

同社代表取締役社長の原口氏は「クラウドに感動した」ことをモチベーションに、現時点では収益的なことは考えずにサービスを提供したいと言う。また、「今後クラウドの利用が一層拡大すると考えられる」(同氏)ことから、クラウドがベンチャー企業にとっての新たな市場になるとの見方も示した。