LSIは10月17日、6Gbps SAS-to-SATAブリッジカード「LSISS9252」「LSISS9253」ならびに16ポートSASストレージプロセッサ「LSISAS2116」を発表した。
LSISS9252およびLSISS9253は、それぞれ2.5インチHDDと3.5インチHDD用で、第5世代LSI AAMUX(Active-Active Multiplexer)、デュアルポートSASホストインタフェース、SATAデバイスインタフェースで構成されている。同社のブリッジ技術は、SASエクスパンダを用いたエンタープライズ・ストレージ・システム用に、シングル・ポートSATAドライブをもとのデュアル・ポートSASドライブのようにシームレスに接続できるように設計されている。
2カードともに、ホストに対するSAS SSPプロトコルを完全にサポートすることで、SATAコマンドを取り除き、SASドメインから信号を発信することができる。また、ホストポートごとに2つの専用SASアドレスがあり、SATAドライブのフェイルオーバー問題を除去するためのサポートを行うことが可能である。
LSISAS2116は、外付けストレージ・システム向けのプロセッサで、PowerPCアプリケーションプロセッサ、ルートコンプレックス(ルート接続機能)付き×8 PCI Express 2.0、8GBの800MHz DDR2メモリのサポート、および16ポートの6Gbps SASを搭載している。これにより、SAS-to-SAS、ファイバ・チャネル-to-SAS、iSCSI-to-SASといった外付けストレージ・ソリューションを実現することができるようになる。
また、イニシエータ・モードとターゲット・モードの両方をサポートしているため、接続構成の選択肢を広げることが可能である。