情報処理推進機構は17日、「2008年度日本OSS貢献者賞」の受賞者を発表した。
日本OSS貢献者賞は、日本におけるオープンソースソフトウェア開発の振興を図ることを目的として、影響力のある開発プロジェクトを創造・運営した開発者やグローバルプロジェクトで活躍する卓越した開発者、および普及に貢献した人物を表彰するもの。2005年度に創設され、今回が4回目となる。なお、選定方法は、自薦、他薦により広く推薦を受けた候補者約50名の中から審査委員会の審査によって受賞者を決定している。
2008年度日本OSS貢献者賞の受賞者は、PostgreSQLの開発、発展、普及に大きく貢献した石井達夫氏、ブートローダ「GRUB」の主要開発者で、GRUB2では中心となって設計・開発に携わった奥地秀則氏、Firefoxの開発に関わり、日本語入力システムとの連携機能などの実装に貢献した中野雅之氏、「オープンソースカンファレンス」を立ち上げ、中心的な立場で活動をリードした宮原徹氏の4名。
授賞式は、10月28日に東京・明治記念館で開催される情報処理推進機構主催のイベント「IPA Forum 2008」のオープンソフトウェア・セッションの中で行われる。