アドビシステムズは15日、マルチメディア再生ソフトの最新版「Flash Player 10」日本語版の提供を開始した。同社Webサイトにて無償でダウンロードができる。対応OSはWindows、Mac OS X、Linux。Solaris版は年内に対応予定だという。
Flash Player 10では新たに、ネイティブでの2D/3D変換や3Dアニメーションへの対応など、使いやすく高速の3Dエフェクト機能を搭載。さらに、「Adobe Pixel Bender」を利用したカスタムフィルタとカスタムエフェクトをサポートしたほか、最新のエンジンを採用し、日本語の縦書き文書などさまざまなレイアウトオプションを実現するテキスト機能を備えた。ほかにも、高度なオーディオ処理などの新機能を追加している。
また、ネットワークの状況変化に自動対応する可変ビットレート方式により、より快適なストリーミング配信を実現。さらに、ドローイングAPI機能の強化などによる描画機能の向上、GPUハードウェア・アクセラレーション機能によるパフォーマンスの向上など、さまざまな機能が強化されている。