13日(米国時間)、FireSymfonyの最新版となるFireSymfony 1.0.3が公開された。FireSymfonyはPHP5開発フレームワークSymfonyのWebデバッグツールバーをFirebugで動作するように移植したエクステンション。バージョン番号的にはマイナーアップデートだが、キャッシュ情報をまとめて表示するキャッシュパネルの導入されたほかデータベースパネルの改善が実施されるなど注目しておきたいバージョンだ。
新バージョンのリリースと同時に、FireSymfonyのサイトが登場したことも紹介された。またリリースより数日前になるが、FireSymfonyの開発者がFireSymfonyをWebKitの新しいWebインスペクタに移植したことを説明している。WebKitで開発されている新しいインスペクタはそのほとんどがJavaScriptで開発されており拡張が容易な作りになっている。このためFirebugで動作させるのと同じ要領でWebKitにも対応しやすいというわけだ。WebKitはSafariやGoogle Chromeで採用されているため、将来のバージョンではFirefoxのみならずSafariとGoogle Chromeも対応ブラウザになるとみられる。
FireSymfonyのWebKitインスペクタ対応は、ほかのFirebugエクステンションがWebKitにも対応させやすいことを示すうえでも興味深い。この新しいWebインスペクタは具体的にはSafari4で登場することになるとみられる。