ネットエージェントは15日、USBなどの外部ストレージからの情報漏洩を防ぐソフトウェア「USB関所守(せきしょもり)」を31日から発売すると発表した。サーバに設定することで、社内ドメイン内のPCに対して、USBなどからの情報漏えいを防ぐ環境を構築することが可能となっている。
個々のクライアントPCへのインストールは不要。USBメモリ禁止環境の構築、事前に会社用として登録したUSBメモリのみの使用許可設定ができる。さらに、P2Pソフト(Winny、Share、Perfect Dark、WinMX、μTorrent、Skype、BitCommentほか218種類/2008年10月現在)などの実行禁止設定も可能となっている。
万一情報漏洩があった場合でも、同製品を使えば、USBメモリの使用者やメモリのメーカー名、型番を割り出すことができる。
また、持ち出して使っているPCをUSB関所守に一度適応させておけば、持ち出し中でもUSBメモリなどの使用制限が可能。会社内の環境に戻ってきたときに、私用USBを使っていないかもチェック可能となっている。
動作環境は、サーバOSがWindows Server 2003/2008のアクティブディレクトリ環境、クライアントOSがWindowsXP SP2以降、Windows Vista/Vista SP1(32bit版のみ)となっている。
制御対応できるデバイスは、USBメモリ/ハードディスク(個体認識可能)に加え、SDカード(SDスロットのみ)、CD-R/DVD-R/BD-R、IEEE1394、FDD。
USBメモリ登録本数は1PCで255本まで。