マイクロソフトは8日、同社の技術を採用してビジネスを展開するパートナー企業に向けた技術支援強化の一環として「Future Technology Days」(FTD)を開始した。
FTDは各テーマに沿った一連の集合型セミナーを通じ、同社の製品や技術戦略に対する理解の促進を図るとともに、最新技術や次期リリース製品に関する情報をいち早く公開してパートナー企業の迅速な対応を支援する。
また、単に製品を紹介するだけでなく、同社がどのようなビジョンに基づいて当該の製品を開発したかを含め解説するため、パートナー企業は全体像を理解した上で拡張性のあるビジネスを進められるという。FTDを通じ、同社パートナー制度の加入企業に加え、未加入の企業に対しても広く情報および支援を提供するとしている。
なお、同社はFTDにおいて今後1年間に全国主要都市で50回以上のセミナーを開催し、5,000名以上のパートナー企業の参加を目指すという。 開催予定のセミナーのテーマは以下の通り。
ユーザーエクスペリエンス(UX)
ソフトウェア開発においてUXをどのように理解すべきかを課題や戦略・投資効果と共に紹介し、UXを実現する技術を具体的な業務に結びつけて説明する。主な対象製品はSilverlight、Windows Presentation Foundation(WPF)、Internet Explorer 8、Windows Vista。
次世代オペレーティングシステム (2009年春より開催予定)
次世代開発環境&フレームワーク (同上)
各テーマでは、「シンクアップセミナー」と「ガイダンスセミナー」の2段階のセミナーを開催する。
シンクアップセミナーは、マイクロソフトの担当者が「Go Envisioning!」をテーマに製品および技術の方向性を紹介するもの。
ガイダンスセミナーは、マイクロソフト認定ラーニングソリューションパートナー(CPLS)の講師が「Go Learning!」をテーマに複合的な製品・技術の理解・習得を促す。 併せて、Webサイトやニュースレターによる情報提供も実施する。