NECビッグローブ(以下、BIGLOBE)は3日、ネットオークションを中心にEC事業を幅広く展開している桃源郷を子会社化したことを発表した。これはBIGLOBEがネット市場において成長領域であるEC事業のさらなる強化を目的としたもの。
桃源郷は、BtoC型のオークションサービスを中心とするEC事業を展開し、デジタル家電からアウトドア商品・アクセサリーなど幅広い商品を扱っている。各ジャンル専門のバイヤーによる仕入れや、独自の出品管理ツールを使った運営に加え、ショッピング自体を楽しむことが出来るよう、オークションに高いエンターテイメント性を取り入れた手法で高いリピート率を誇り、2008年6月期の売上高は27億円に達している。
今後はBIGLOBEサービス内への新たな出店も検討中で、桃源郷の持つEC事業における豊富なノウハウに加え、BIGLOBEの集客力・システム構築ノウハウ・様々なWebサービスなどを活用することで新たな価値創出も期待できるとしている。
桃源郷の子会社化により、BIGLOBEではEC領域において経営の相乗効果と両社の事業価値拡大を図り、今後5年間に100億円の売上げを目指すとしている。