Google Code - iotools and prettyprint

Google, Platforms Software Teamは9月30日(米国時間)、ハードウェア検証に役立つツール「iotools」と「prettyprint」をGNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2のもとでオープンソースソフトウェアとして公開した。

Google Platforms Teamは同社が新しく導入したプラットフォームハードウェアに問題があれば、どこに問題があるのかを調査する作業を実施している。一般的にこうした作業にはハードウェアレジスタをまとめて診断したり、どのようにデバイスがどう設定されているかをチェックする必要が発生する。その作業は難しい上に退屈で、検証対象が数百ともなってくるとうんざりするという。

今回オープンソースソフトウェアとして公開されたツールは、こうした作業を手助けするものだ。iotoolsはハードウェアレジスタにデータを読み書きするためのコマンドラインツールのまとまり。PCI、IO、メモリマップドIO、MSR、CPUID、TSC、SMBus、CMOSなどを操作できる。prettyprintはハードウェアデータを可読形式に変換するためのライブラリ。こうしたツールを使うとシェルスクリプトで簡単にハードウェアを状況をチェックしたりデータを書き込む処理を記述できる。

サーバを管理している場合や組み込みシステム開発に従事している場合など、ケースバイケースだがiotoolsとprettyprintは便利に活用できる可能性がある。興味があるデベロッパは一度調査してみるとよさそうだ。