米Microsoftが「SearchPerks」というLive Searchのプロモーションプログラムを開始した。登録した参加者が特定の条件下でWeb検索を行うと、商品と交換可能なチケットと呼ばれるポイントが提供される。

SearchPerksは2009年4月15日までの期間限定のプロモーションだ。対象は米国の13歳以上。2008年12月31日までに登録した先着100万人が参加できる。利用環境はWindows Vista/ XPで、バージョン6.0以上のInternet Explorerが必要。登録後、Perk Counterというソフトウエアをインストールし、Internet Explorerを使って、Windows Live、MSN、Live SearchなどからWeb検索を行うと1日25チケットまで入手できる。なおLive Search ClubやSearch and Give、MSN Videoなど、一部は対象外となっている。

チケットは「旅行」「ホーム/ オフィス」「音楽」「おもちゃ/ ゲーム」「スポーツ/ アパレル」など5つのカテゴリの商品と引き換えられる。たとえば旅行では、American AirlinesやDeltaなどのマイルと交換可能。1000チケットが500マイルというレートだ。ほかにはXbox 360用ゲーム「Blue Dragon」が4950チケット、PureTracksでの音楽1曲ダウンロードが105チケット、KitchenAidのデジタルタイマーが3000チケットとなっている。また貯まったチケットをチャリティに寄付することも可能だ。

Microsoftは今年5月にLive Search Cashbackという購入商品の割引を得られる商品検索サービスを開始した。検索の利益の一部を検索ユーザーにも提供することで、検索のリピーターを増やし、広告主やビジネスがLive Searchを利用する価値を高める。Search PerksもCashback同様に、新たな検索モデルを探る試みと言える。100万人限定であることを考えると、同プログラムの本当の狙いはLive Searchユーザーの拡大ではなく、Web検索におけるポイントプログラムの可能性の模索にありそうだ。