日本電気は、同社本社ビル1階「NECプラットフォームイノベーションセンター」内に「NGN評価センター」を10月1日に開設し、「NGNミドルウェアパートナープログラム」参加企業に開放する。

同センターでは、NGN網の基本機能であるセッション制御やQoS制御を利用したサービスの検証、およびNGNミドルウェア共通APIを活用したサービスの検証が可能となっている。また、今後はNGNミドルウェア共通APIをインターネット経由で利用できる環境をパートナー向けに提供し、音声制御APIを活用したアプリケーションをパートナー側から遠隔で実行し、NGN評価センターに機器を持ち込むことなく、サービスの検証を可能とするほか、パートナー向けコミュニティとしてSNSを活用し、NGNミドルウェア共通API仕様、サンプルアプリケーション・コード、FAQ/ノウハウ集などの情報共有や技術サポートを行うことで、アプリケーション創出を支援したいとしている。

NGNミドルウェアパートナープログラムは、2008年3月に主要ITベンダー10社と開始されたもので、NGN対応のアプリケーションソフトウェアの開発を加速するために、NGNミドルウェア共通APIの策定、接続性検証環境の提供を進めている。2008年9月現在の参加企業は、EMCジャパン、日本オラクル、サン・マイクロシステムズ、ノベル、日本BEAシステムズ、日本ヒューレット・パッカード、マイクロソフト、ミラクル・リナックス、MontaVista Software、レッドハットの10社。