日本ベリサインは25日、サイバードホールディングスおよび同グループでモバイルビジネスソリューションなどを手がけるサイバードのWebサイトにおいて、「ベリサインEV SSL証明書」が導入されたと発表した。EV SSL証明書の導入によって、サイト運営者は利用者に対する実在性証明を強化できるほか、利用者も視覚的にWebサイトの安全を確認できるようになる。
EV SSL証明書を導入したのは、サイバードホールディングス/サイバードの問い合わせページおよびサイバードの経験者採用ページ。いずれのページも個人情報の登録が必要となっていることから、フィッシング詐欺対策の有効なソリューションとして導入。同ページにアクセスすると、アドレスバーが緑色に変化してEV SSL証明書の導入が通知されるほか、Webサイトの運営組織と認証局の名前も表示される(Internet Explorer 7の場合)。
EV SSL証明書は、従来のSSLサーバ証明書を機能拡張し、実在性証明をより強化したもの。取得するには、「CA/ブラウザフォーラム」が定める世界共通の審査基準に従った発行手続きを経る必要がある。フィッシング詐欺の被害が増加しつつある昨今、有効なソリューションとしてEV SSL証明書への注目は高まっており、国内外でも金融機関をはじめ各種Webサイトでの導入が進んでいる。