米McAfeeは9月22日(現地時間)、米Secure Computingとの買収合意を発表した。Secure Computing普通株1株あたり5.75ドルを支払い、また発行済み優先株の買い戻しなどで買収総額は4億6500万ドルになる。
Secure Computingは企業向けのゲートウエイセキュリティソリューションを提供する。あらゆるサイズのビジネスに対応できる柔軟性を特徴とし、106カ国に22000以上の顧客を抱える。「Secure Computingの統合により、ネットワークセキュリティ分野で最大規模のベンダーとして、最も充実したソリューションを提供できる」とMcAfee。またSecure ComputingのTrustedSourceがMcAfeeの"in-the-cloud"セキュリティの拡張につながるという。
Secure Computing買収は、McAfeeが展開するセキュリティリスクマネージメント(SRM)強化に向けた買収戦略の一環だ。シングルソースで、あらゆるサイズの企業に対応できるネットワークセキュリティポートフォリオ (侵入阻止、ファイアウォール、Webセキュリティ、Eメールセキュリティ、データ保護、ネットワークアクセス管理など)の拡充を進めている。2007年に企業向け暗号化製品を開発するSafeBoot Holding、今年8月には情報漏えい防止ソリューションを提供するReconnexを買収してきた。