米Oracleは22日(現地時間)、エンタープライズコラボレーションプラットフォーム「Oracle Beehive」を発表した。電子メール、カレンダー、IM、共有ワークスペースなど、チーム内の作業に必要なツールを統合された環境で提供する。OutlookやPDFなどの他社製品やWindows、Linuxなどのプラットフォームが混在するヘテロジニアスな環境下でも、ユーザはインタフェースなどの変更を強いられることなく、セキュアに利用できる。

Oracle Beehiveの特徴は、エンタープライズコラボレーションに欠かせない「セキュアで監査可能な集中管理」が実現されていること、さらに他社製品を含む既存アプリケーション/プロセスからのサービス起動が可能であることだ。内部統制の強化により、コンプライアンスの実践や法的証拠の開示などが迫られる企業にとって、TCOを削減するツールとしても注目される。

Oracle OpenWorld 2008のキーノートで紹介されたOracle Beehiveのデモンストレーション。Outlookカレンダーをチーム内で共有しているところ

Oracle Beehiveはすでに発売されており、いくつかの企業においてオン・プレミス型(インストールベース)で導入されている。ライセンス価格は1ユーザあたり120ドル。Oracle On Demandを通じて販売される。

(※Oracle Beehiveの詳細は追って詳細をレポート予定)