電子認証サービスを展開するグローバルサインは、国内の認証局としては唯一となるAdobe AIRプラットフォーム向けコードサイニング証明書の提供を19日より開始した。

Adobe AIRは、アドビ システムズが開発したデスクトップアプリケーションの実行環境。AIRではインターネットを利用したアプリケーション配布を想定して、ランタイムにコードサイニング署名検証の仕組みが標準搭載されており、署名が行われていないアプリケーションや、改ざんが検出されたものはインストールすることができない。

また、アプリケーションの配布元自身が発行した自己署名証明書で署名されたものは、インストール時に「このアプリケーションの発行者を判断できません」という警告が表示される。安全な配布であることを示す「検証済みの発行者」の確認メッセージを表示させるには、認証機関から発行されたコードサイニング証明書を利用する必要がある。

これまで国内ではAIR対応のコードサイニング証明書が扱われていなかったため、日本の認証局としては今回同社の提供するものが初となる。利用価格は1年/59,850円、2年/113,400円、3年/163,800円となっている。