オー・エイ・エス(以下、OAS)は、コールセンター向けCTI/CRMシステムの最新版「デコールCC.CRM」をリリースしたと発表した。

同製品は、OASが従来から提供していたコールセンター向けパッケージ製品「DeCall ContactCenter」シリーズの後継製品。CTIとCRMの双方のアプリケーションを統合しており、通信販売の注文受付などのインバウンド業務から、キャンペーン情報の送信などのアウトバウンド業務まで、顧客との間で発生するさまざまなコミュニケーションを一元管理できる点が大きな特徴。入力情報(発信元電話番号や受付電話番号等)に応じて自由にポップアップメッセージを設定できるアラート機能や、顧客の特性や従業員の対応状況を把握することができる分析機能なども備える。

また、パッケージ販売からシステム構築までを同社が一括サポートする点も特徴のひとつ。システム構築も手掛けるため、既存システムとの連携も柔軟に行えるほか、PBXに関してもほとんどのベンダーに対応する。加えて、シンクライアント環境や、仮想化環境への導入も可能だという。

デコールCC.CRMの販売価格は380万円(30席)~。初年度の販売目標は30セットを掲げており、CTI/CRM事業全体で年間10億円の売上を目指す。