米アドビ システムズは現地時間10日、オランダ・アムステルダムで開かれた国際放送見本市「IBC 2008」において、新製品「Adobe Flash Media Encoding Server」を発表した。「Adobe Flash Media Interactive Server 3」をはじめとするAdobe Flash Media Serverファミリー製品の新たな構成製品となる。Windows版のみで、日本での発売日、価格は未定。
同製品は、さまざまなファイル形式からなる映像コンテンツをAdobe Flash Player対応形式に変換することが可能なエンコーディングソリューション。Windows Media、MPEG-4、DivX、H.264など40種類以上の主要映像形式をサポートし、既存コンテンツをFLVやF4V形式にトランスコーディングすることが可能。また、堅牢なプリプロセスフィルタを備え、カラースペース変換、オーディオ調整、ビデオにシャープネスをかけるなどの作業を、エンコーディングワークフローの一環として行う事ができるほか、ハイパフォーマンスなエンコーダにより、より多くのソースファイルをより速く変換することが可能という。
また同製品は、圧倒的な普及率を誇る「Adobe Flash Player」や「Adobe Media Player」をはじめ、「Adobe Flash Lite」や「Adobe AIR」などといった他のアドビ製品やサービスと連携し補完する。このほか、双方向ビデオやソーシャルメディアアプリケーションを実現する「Adobe Flash Media Interactive Server 3」といった多様なメディアオーサリングツールとも連携し補完を行う。
対応OS並びに環境は、Windows XP ProfessionalまたはWindows Server 2003となっている。