Intelは16日、ハイエンドサーバ向け「Xeonプロセッサ 7400番台」を発表した。同シリーズは、「Dunnington(コードネーム)」と呼ばれていたプロセッサで、45nm High-kプロセスを採用し、同社として初となる6コア搭載プロセッサとなる。単価は千個受注時で13万80円からとなっている。
同社日本法人であるインテルの代表取締役共同社長の吉田和正氏は、同発表に際し、「45nm High-kプロセスを採用した製品が、すべてのセグメントに展開されるようになった。これにより、MPプラットフォーム市場に新たなソリューションを提供していく」とした。
7400番台には全部で7種類の製品が用意されている。コア数は4コアもしくは6コアで、最上位に位置する「Intel Xeon プロセッサ X7460」の動作周波数は2.66GHz、16MBの共有L3キャッシュを有するほか、合計9MBのL2キャッシュを搭載する。19億個のトランジスタを搭載し、TDPは130Wとなっている。
また、4コアの「Intel Xeon プロセッサ L7445」は、2.13GHz動作、12MBの共有L3キャッシュを搭載し、TDPは50Wとなっているほか、6コアの動作周波数2.13GHz品「Intel Xeon プロセッサ L7455」のTDPは65Wとなっており、前世代比で最大10%の低消費電力化が図られている。
また前世代の「Intel Xeon プロセッサ X7350」と比べると、6コアの動作周波数2.40GHz品である「Intel Xeon プロセッサ X7450」では、X7350を1とした場合、TPC-Eベンチマークで1.48、SPECint_ rate2006で1.36となるという。