Firefox、Safari、Opera、そしてGoogle Chrome。これらWebブラウザはネットサーフィンをするにとどまらず、Web開発者/デザイナのためにデバッグを円滑にするためのさまざまなツールが用意されていることは周知のとおり。このたびリリースされたGoogle Chromeに付属するデバッグツールは、これから同Webブラウザでデバッグを行う、Firebug等に慣れてきたWeb開発者/デザイナのよきパートナーとなり得るか。
もう試しましたか? Google ChromeのWeb開発者向けデバッグツール
WebKitをベースにしたWebブラウザ、Google Chromeがリリースされてはや1週間ほど。マルチプロセス、V8とさまざまな特徴・新機能に目が行きがちだが、読者の方々はもう「JavaScriptコンソール」「JavaScript Debugger」は試してみただろうか。
Google ChromeにはWeb開発者向けのツールとしてWebKitをベースにしたWebインスペクタ(JavaScriptコンソール)と、GDB(GNU Debugger)をベースにしたJavaScript Debuggerが組みこまれている。エンドユーザから複雑なAjax機能をもつWebアプリケーションを要求されることが多くなってきた現在、これらのデバッグツールは「Firefox + Firebug」や「Opera + Dragonfly」と同様、Web開発者/デザイナにとって大きな助けになることだろう。あたらしいWebブラウザがまたひとつ増えたことで「また動作確認対象のWebブラウザが増えるのか……」と考える方もいると思うが、まずはこの2つのデバッグツールに触れてみてほしい。
以下、Webインスペクタの使い方と、JavaScript Debuggerの使い方を簡単に紹介していこう。