12日、「日本Androidの会」が発足した。同コミュニティは、Androidの開発者コミュニティ「Android勉強会」を発展させるかたちで設立。国内におけるAndroidの普及/啓蒙を目的とし、Androidに興味を持つすべての開発者/ユーザーが法人、個人を問わず参加できるとしている。
設立発表会に出席した早稲田大学大学院客員教授の丸山不二夫氏は、同コミュニティについて「技術の世界に閉じることなく、ビジネスの世界と刺激し合える存在」と表現。Androidを「クラウド・コンピューティングに対応した新しいモバイル・デバイス・プラットフォーム」と位置づけたうえで、「コンテンツ・プロバイダー各社も個人レベルで積極的に参加しており、ビジネスにつながる動きを見せている」と説明した。
設立時点で設置されるワーキンググループ(WG)は以下の9つ。
- コンテンツWG
- Web・マッシュアップWG
- Dalvik VM WG
- Android SDK 探訪 WG
- 組み込みWG
- 勉強会WG
- ビジネスWG
- Market Place WG(仮称)
- PF(プラットフォーム、プロファイル)WG
当面は、実機の発売に併せてリリース予定の「Android 1.0」の解析を最大の目標に据える。加えて、「オープンモバイル・コネクション 2008」(9月26日開催)や、「オープンソースカンファレンス 2008 Tokyo Fall」(10月3、4日開催)といったイベントへの参加も予定している。