リコーは11日、同社が展開するオンラインストレージサービス「quanp」用のデスクトップウィジェット『quanp slideshow』の提供を開始した。quanpのプレイス(フォルダに相当)に保管してある写真データを、ウィジェットを通じてスライドショー形式で表示するというものだ。
quanp slideshowは、写真フレーム風のウィジェット。quanpの指定プレイス内にある写真を10秒ごとに切り替えながら表示できるほか、表示画像の元ファイルをダウンロードすることも可能。たとえば、旅行写真を複数のユーザーで共有したい場合、専用プレイスを共有化しておけば、各自がデスクトップ上でさりげない形で写真を見ることができ、気に入った写真は自由にダウンロードしてもらう、といった使い方も考えられる。なお、quanp slideshowの利用にはquanpのアカウントが必要。自らプレイスを作成、共有ユーザーを指定するには、「Quantum(月額980円/100GB)」か「Standard(月額300円/10GB)」いずれかのコースのアカウントが必要となる。
quanpは、バックアップした各種ファイルの活用スタイルも提案するというユニークな特徴を持ったオンラインストレージサービス。各ファイルを3D空間に立体的に配置するUI、ファイルのプレビュー機能やコメント欄を通じて他のユーザーとそのファイルに関する意見交換をする機能などを持つ。ユーザーは専用クライアント「quanp.on」を使ってファイルをアップロードし、各データはプレイスごとに共有/非公開などを指定して管理することができる(Webブラウザ版の「quanp.net」β版も提供中)。