CG-ARTS協会は11日より、同協会が運営するWEBサイト「文化庁メディア芸術プラザ(MAP)」において、WEB上の企画展「日本のメディア芸術」を開始した。サイトデザインは、文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞者である滝将之氏。今回の企画展は全5回シリーズからなり、注目のアーティストが手がけるメディア作品を通して、日本の表現とは何かをあらためて探っていくという。
第1回目のテーマは「感覚と感性」。これが普通と思い込んでいる感覚や知覚を揺るがすメディア芸術作品に注目。既成観念から離れ、感覚の不思議を再発見し、日本人ならではの感覚の豊かさを見つめなおすという。展示内容は「日常の視覚、知覚を裏切る」、「世界を俯瞰する眼」、「リアリティとコミュニケーション」、「アートとエンターテイメントの境界」の4つのゾーンから構成。紹介作品は、「マシュマロスコープ」(岩井俊雄)、「浮遊する視線」(岩田洋夫)、「DriftNet」(平川紀道)、「モルフォタワー」(児玉幸子)ほか。
また同サイトでは、メディア芸術をテーマにした特別対談も毎回紹介。第1回は、メディアアーティストの八谷和彦氏と芸術学者・布施英利氏が、アートの本質と日本のメディア芸術の可能性について語る。