ヴイエムウェアは6日、ITラボ環境の自動化と管理を推進する仮想化環境支援ツール「VMware Lab Manager 3」を発売した。同社のデータセンタ仮想化/管理スイート「VMware Infrastructure」とシームレスに統合し、データセンタ管理のさらなる自動化を推進できる。
VMware Lab Manager 3では、複数の組織ユニット、高度なネットワーク機能、柔軟なリソースプールを包括的にサポートし、ラボ環境の合理化と自動化を推進して可用性とQoSを高められるほか、同社のデータセンタ仮想化/管理スイート「VMware Infrastructure」とシームレスに統合し、データセンタ管理のさらなる自動化を推進できる。また、1度のインストールで複数組織のラボユーザーをサポートできるため、VMware VirtualCenterからインポートした専用、あるいは共有のリソースプールに対するアクセス権やユーザーの役割をユーザー種別ごとにカスタマイズして設定し、高いQoSを実現できる。さらに、Microsoft Active Directoryとも統合できるため、ユーザー管理とリソース管理を一元化し、ラボ環境を合理化するとともにリソース消費を抑えられる。
このほか、VMware Lab Manager 3はVMware Infrastructureとの緊密な統合が可能で、高可用性を実現するVMware HAや、リソースプールの使用状況を連続的にモニタリングし、使用可能なリソースを設定されたルールに従って仮想マシンに割り当てられるVMware Distributed Resource Scheduler(DRS)といったVMware VirtualCenter製品を活用できる。