ゼットエムピーは、RT(Robot Technology)の体系的な学習機会を広く一般に提供する「ZMP ロボティクス スクール」を10月から開講する。

同社は2001年の設立以来、PINO、nuvoら二足歩行ロボット、自律移動ミュージックプレイヤーmiuroの製造・販売を行ってきており、2004年からはこれらロボット開発で培った技術を工学実習教材としてカリキュラムを編成。大学、高専、工業高校等の教育機関だけでなく、産業界や研究所などに多く採用されてきた。さらに2007年11月にはFRI、パソナテックとともにロボテストを設立、企業への研修等を提供している。

今回の「ZMP ロボティクス スクール」は「RT(Robot Technology)への関心が高まる一方で、教育機関や研究機関に属する方以外は、なかなか体系的に学習する機会が少ない状況がある」(同社)と分析。そこで所属組織や機関を問わず、広くRTを学びたい人々に体系的な学習機会を提供したいという考えのもと、開講に至ったという。

初回提供コースとなる「8時間で学ぶ電子部品の基礎とモータ制御」(2008年10月コース)は、全国の教育機関や産業界の工学実習教材として広く採用されている「e-nuvo BASIC」を教材とし、1回2時間の授業を4日間、合計8時間に及ぶ電子部品の基礎とモータ制御を学習できるコース。定員10名、受講料は84,000円(カリキュラム教科書代含む)で、申込締切日は2008年9月25日(木)。なお、教材の「e-nuvo BASIC」本体は貸与され、希望者には特別価格42,000円(一般販売価格84,100円)で販売も行われる。

教材として使用される「e-nuvo BASIC」

申し込みは、同社のホームページ等で受付けている。

初回提供コースの詳細
日時 10月3日(金)、9日(木)、17日(金)、31日(金)の
いずれも19時から21時
場所 ゼットエムピー(東京都目黒区青葉台)
講師 増田寛之
(首都大学東京 システムデザイン研究科 リサーチアシスタント)
必要な知識、スキル C言語について、多少の経験
必要な持ち物 ノートパソコン
(所有していない場合はレンタルを紹介。要実費負担)