ニフティは、同社が開発したスパムブログのフィルタリング技術をブログ評判分析サービスに搭載し、9月9日から提供を開始することを発表した。自動生成やアダルト系のスパムブログをフィルタリングすることで、分析精度を向上させる。
スパムブログはアフィリエイトやリンク誘導などを目的に大量の記事が機械的に生成されるもので、評判分析等のマーケティングだけでなく、検索の妨げにもなるため問題視されている。同社ではこれまで行ってきたテストの結果をもとに、スパムブログのフィルタリング技術を開発。機械的に大量の記事が作成されるブログや、記事内容(引用文など)の類似度、スパムブログに頻出する特徴的なワードなどからスパムブログを判別し、フィルタリングする。
この機能が搭載されるのは、ブログ評判分析の調査・レポートを提供する「BuzzPulse(バズパルス)」と、ユーザーが自身でオンライン分析ツールを使用できる「BuzzSeeQer(バズシーカー)」の2つのサービス。現在、ブログ分析では「かなりの量」(同社)がスパムであるケースが多く、同社では今回のフィルタリング搭載により「より正確な結果を得ることができるようになる」としている。