日本気象協会は1日、同協会が運営する気象・防災情報ポータルサイト「tenki.jp」を大幅にリニューアルしたと発表した。従来の気象情報画面に気象衛星の画像や天気図を重ねたりできるようにしたほか、会員になると「Myページ」が作れるなどのユーザー参加型機能を搭載。お天気キャスターの皆藤愛子さんも「天気を通じた交流が広がる」と期待を示していた。
「tenki.jp」は、日本気象協会が1997年に開始した「防災気象情報サービス」が前身の気象・防災情報サイト。2002年から現在の名称に変更した。
だが、気象情報サービスが民間に広がり競争が激化する中、「国や自治体、放送局だけでなく、一般ユーザー、特に若い女性にもっと利用してもらう必要がある」(同協会)とし、防災の日の9月1日に合わせて大幅なリニューアルを行った。
従来の気象画像に、気象衛星画像や天気図と重ね合わせることで、より質の高い画像サービスを提供。雨雲の動きをFlashで見ることも可能になったほか、トップページの「tenki速報」で最新の気象・防災情報を見ることもできるようになった。
さらに、ユーザー参加型の機能を導入。会員になると「Myページ」ができる機能や、天気に関する思いを「ヒトコト」で投稿できる機能を搭載。外部のブログなどを解析しその日の天気に関するさまざまな人の気持ちを閲覧できる「みんなの気持ち」機能や、撮影した写真を投稿できるフォト機能もある。
記者会見後のトークショーには、フジテレビ「めざましテレビ」でお天気キャスターを務める皆藤愛子さんと、NHK「おはよう日本」で気象情報を担当する檜山靖洋さんが登場。
皆藤さんは、「気象衛星の画像が見れるなど親しみやすい。全国各地の人から届く、天気に関するさまざまな声や写真に触れることができて大変嬉しい」と期待を示した。檜山さんも「天気と上手に付き合っていく上での、おすすめサイト」などと話していた。