レッドハットは27日、Java EE向けフレームワーク製品「JBoss Seam 2.0」の提供を開始することを発表した。アプリケーションサーバ製品「JBoss Enterprise Application Platform 4.3 FP01」のサブスクリプション契約ユーザーは無償で利用でき、バイナリコード、およびソースコードはカスタマーサポートポータルで9月上旬からダウンロード可能となる。
JBoss Seamは、JSF(JavaServer Faces)とEJB3(Enterprise JavaBeans 3.0)をシームレスに統合するJava EE向けフレームワーク製品。JBoss.orgで公開されている同名のオープンソースプロダクトにサポートサービス等を付加するかたちでレッドハットから有償提供されている。米Red Hatにより技術検証が徹底されているため安定性が高いという特徴もある。
JBoss Seam 2.0では、JBoss Seam 1.0がサポートしていたJ2EE/JavaEEアプリケーションサーバ製品「JBoss Enterprise Application Platform」にくわえ、あらたにSOAベースのサービス統合基盤「JBoss Enterprise SOA Platform」に含まれる各種コンポーネント「JBoss jBPM」、「JBoss Rules」、「Hibernate」、およびAjaxコンポーネント「RichFaces3.1」との連携に対応した。また、Webサービスとの連携機能をあらたに実装し、WebサービスクライアントとJBoss Seamコンポーネントの会話状態を簡単に維持可能となった。