マイクロソフト、日本ヒューレット・パッカード、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の3社は27日、HPのx86サーバ「HP ProLiantサーバ」およびストレージ製品群「HP StorageWorks」と、マイクロソフトのサーバ仮想化技術「Hyper-V」およびサーバ仮想化の管理製品「Virtual Machine Manager 2008」を組み合わせたソリューションの検証を共同で実施すると発表した。同ソリューションはCTCが持つサーバ仮想化の設計・構築ノウハウに基づいて検証を終了した後に、仮想化ソリューションとしてユーザー向けに提供する予定だ。
今回の協業に基づき3社は、CTCの技術検証センター「テクニカルソリューションセンター」(TSC)内で、ユーザーの導入環境を想定したシステムとしてHP ProLiantサーバおよびHP StorageWorks、Windows Server 2008が実装するHyper-Vテクノロジ、Virtual Machine Manager 2008を用意し、基本動作、キャパシティ、可用性などの基本動作検証を共同で実施する。これによりサイジングデータの取得およびシステム構築手法の確立を目指し、同検証で得た検証結果はホワイトペーパーとして10月に一般公開の予定という。
さらにCTCは、同検証で確立したシステム構築手法により構築したサーバ統合ソリューションを、仮想化ソリューションのラインアップとして2008年秋より提供するとともに、同ソリューションの共同プロモーションを3社で実施する。
具体的な協業内容は以下の通り。
・Windows Server 2008のHyper-VおよびVirtual Machine Manager 2008の共同での動作確認、サイジングデータ取得、およびシステム構築手法の確立
・HP ProLiantサーバおよびHP StorageWorks の早期動作検証
・Hyper-VおよびVirtual Machine Manager 2008のデプロイメント マニュアル(構築ガイド)の作成
・サーバの仮想化ソリューションの提供および共同プロモーション
・早期導入事例の獲得と事例の作成
・Hyper-Vエンジニアの早期育成