Xen.org - OSS Virtualization

Xen Community, Stephen Spector氏は18日(米国時間)、次期Xenのベース機能要件となるXen 3.3 DataSheetの草案を公開した。同データシートに記載されているXen 3.3の新機能は次のとおり。

パフォーマンスおよび安定性

  • CPUIDレベル付け
  • シャドー3ページテーブルオプティマイゼーション
  • EPT/NPT 2MBページサポート
  • HVMゲスト向け仮想フレームバッファサポート
  • PVゲスト向けSCSIサポート - PVSCSI
  • Intel VTにおけるフル16ビットエミュレーション

セキュリティ

  • PYGRUB向けPVGRUBセキュアリプレイスメント
  • HVM IO向け入出力エミュレーションスタブドメイン

グリーンコンピューティング

  • エンハンストC & Pステートパワー管理
  • グラフィクサポート
  • VT-dデバイスパススルーサポート

そのほか

  • QEMUバージョンの後進
  • 最近のNICに対応したマルチキューサポート
  • PVゲスト向けドメインロックリムーバル対応
  • メッセージシグナル割り込み

XenをサポートしているOSはWindows、Linux、Solaris、NetBSD、OpenBSD、FreeBSDなど。同技術をサポートしている企業にはAMD、HP、Dell、IBM、Oracle、Red Hat、Novell、Sun Microsystems、Lenovo、Samsung、Fujitsuなどがある。公開されたXen 3.3 DataSheetは仮文書と位置付けられておりフィードバックを得て変更されるとみられるが、Xen 3.3の主要機能はほぼこのとおりになるようだ。