ソニーが新たにプロジェクタ用の光源に用いる赤色半導体レーザを開発した。光の波長を645nmから635nmにすることで、同社の従来品よりも輝度が約1.6倍に向上し、明るくなった。
新開発の赤色半導体レーザの出力は7.2W、エネルギー変換効率は23%、動作温度は25℃。効率や動作温度が高いことから、発熱が少なく、冷却機構を小型化できるという。
同レーザは25個のエミッタを並べたアレイ構造の半導体となっており、それを銅製のヒートシンクに接合している。ヒートシンクの接合部分を工夫することで、排熱効率を向上させた。