英FON Wireless Limitedの子会社であるフォン・ジャパンは20日、Wi-Fiコミュニティ「FON」のグローバル会員が100万人を突破したことを発表した。

FONは、メンバーが自宅に設置したFONスポット(FONのアクセスポイント)を解放することで、他のメンバーが設置したFONスポットを無料で利用できるという互助的な仕組みにより、Wi-Fiを世界中に無料で広げようとするコミュニティ。現在は150カ国以上で展開されている。

2005年12月にサービスが開始され、約2年8カ月後となる2008年8月13日に会員数100万人を突破した。会員増の背景には、イギリスでのBritish Telecom、フランスでのNeuf Cegetel、アメリカでのTime Warner Cableなどの通信キャリアやISPとの提携があるという。

8月19日現在では1,007,996人となっている。会員数はフランスが最も多く、アメリカ、スペインに次いで日本は4位。日本ではライブドアとの提携カフェ・飲食店への展開などでFONスポットを拡大しており、現在の会員数は44,883人となっている。