デジタルアーツは、同社が開発する企業向けWebフィルタリングソフトの最新版「i-FILTER Ver.7」を9月9日より発売すると発表した。合わせて発売される新製品「i-FILTER EndPoint Controller」により、社外へ持ち出すPCのインターネットアクセスについても管理可能となる。

「i-FILTER」は、情報漏洩対策とWebの有効利用のための企業向けWebフィルタリングソフト。業界最大級の2億4,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、特許を取得したフィルタリングテクノロジー「ZBRAIN」により、業務中の閲覧が不適切と判断されるWebサイトを高い精度で遮断する。また、Webメールの利用や掲示板の書き込みなどといったWeb経由での情報漏洩を防ぐとともに、その内容を記録・確認・保存でき、内部統制対策としても有効なソリューションとなる。

最新版となる「i-FILTER Ver.7」は、従来製品持つ利点は維持したまま、より高いフィルタリング精度を目指してフィルタリングカテゴリを国産ソフト最多の94種類(ユーザー定義10種類含む)に増やした。これにより業務内容や情報ニーズに合わせた、より安全で適切なアクセス制御が可能となる。

また、内部統制において今後さらに重視されるであろう「社内導入システムの運用監査」を見据え、主管理者やグループ管理者が行った設定変更の詳細履歴を記録する新機能を搭載した。設定変更前と変更後の一覧表示やアクセス元IP、日付、アクション、変更内容などでの絞り込み表示が可能なため、変更内容がより把握しやすい。さらに、設定ファイルのバックアップを自動化機能やフィルタリングルールの階層管理など、より充実した運用管理機能を追加している。

新製品「i-FILTER EndPoint Controller」は、ノートPCなど、LANの外へ持ち出すPCのWebアクセス制御を行う「i-FILTER Ver.7」関連製品だ。これにより、営業部門など社外でインターネットを利用することが多い部門の社員に対しても、社内のポリシーと同様の安全な環境の確保を可能とした。

「i-FILTER Ver.7」の価格は、30ユーザーで年間約20万4,000円(税抜)からとなる。なお、「i-FILTER」製品の既存ユーザーは、9月9日より無償でのバージョンアップが可能。販売見込みは今後1年間で約16億円としている。