Jitterbit

Jitterbitは18日(米国時間)、Jitterbitの最新版となるJitterbit 2.0を一般公開したことを発表した。Jitterbitはさまざまなデータソースを統合することを目指した統合ソリューションプラットフォーム。エンタープライズシステムやオンデマンドアプリケーションからレガシーシステムまで、さまざまなデータソースを統合できるという特徴がある。

Jitterbit 2.0はひとつ前のバージョンとなる1.3から10,000を越えるリビジョンをへた最新版だ。多くの機能が追加されているほか、2.0を特徴づけるいくつかの重要な機能が実装されている。中でも重要な機能は次の4つ。

  • 複雑なプロセスも簡単にドラッグ&ドロップで作成や管理ができる新しいインテグレーションプロセスデザイナの導入。ビジネスアナリストとともに直感的に扱えるUIになるべくデザインされているところに特徴があり、複雑な処理も簡単にわかりやすく操作できる。Jitterbit 2.0最大の特徴
  • 処理性能の向上と効率のいい処理システムの導入。マルチスレッド対応も進められており、ハードウェアの性能を発揮した処理が可能
  • さまざまな機能を提供するWebサーバの提供。直感的に操作できるUIと強力なWebサーバの提供でSOAの実現などWebサービスの積極的な活用が可能
  • インテグレーションプロセスをより柔軟に実現するためのカスタマイズスクリプトの導入。複数の用途で活用できる再利用可能なオペレーションの作成が可能

Jitterbit 2.0動作例 - Jitterbitサイトより抜粋

Jitterbit 2.0の最大の特徴はその直感的なUIと、データソースを統合し処理するためのさまざまな機能にある。特にUIが改善され直感的にさまざまな操作ができるようになっているところが注目に値する。データソースからデータを持ってきて加工し処理する作業はアドホックになりがちだが、Jitterbitを活用することでプログラミングを実施することなくそういった処理が実現できるようになる。

Jitterbit 2.0はそれ単体がシステム構築に求められるのみならず、システム構築中にデータ変換やデータ通信を実施する必要に迫られた場合のグルー処理にも活用できる便利なプラットフォームだ。特に2.0ではUIが改善されこれまでよりも直感的に操作できるようになった点を高く評価できる。Jitterbitを知らなかった場合にはこれを機に一度調査してみるといいだろう。